夏の旅行の計画

8月に友人とバイロイト音楽祭に行こうと計画していたが、異動先の今の職場では8月にヘビーな仕事があり、お盆前後の休暇取得は難しくなった。替わりと言ってはなんだが、9月に一人旅に出かけることにした。 4月に異動した新しい職場は、木曜日、金曜日、月曜日、に休みを取りにくい。ヨーロッパ方面へ旅行に行くには大きな障害になるorz。。。 だから、できるだけ同僚に仕事を代わってもらわなくてもいいような日程を考えなくてはならい。やはり祝日や、会社の一斉有休取得日に合わせた日程にならざるを得ない。仕方ないけれど、しばらくは工夫してやりくりするしかないだろう。 さて、今回の計画のメインは、ウィーン国立歌劇場ローエングリンを観ること。先日、東京の新国立劇場ローエングリンを歌ったクラウス・フロリアン・フォークトさんのローエングリンを聴く(観る)ためである。 以前は、彼の歌うよりたくさんの演目を聴きたいという気持ちが強かった。しかし、先日のローエングリンの歌唱に接して、ことローエングリンに関しては様々な演出で聴いてみたいという気持ちに変わった。それほど、彼の歌うローエングリンは素晴らしい。声の魅力、歌の表現力、容姿、どれをとっても彼の長所が生きる役柄だと言える。先日の舞台では、演技も印象に残った。 私はオペラには過度な演技力は必要ないと考える派である。もちろん、あるに越したことはないし、あればより素晴らしい舞台になるだろう。フォークトさんは、演技の点ではあまりたくさんの引き出しはないのかもしれないが、きちんと演技ができる人だと思っている。それは、先日の新国立劇場での舞台でも感じることができた。 ウィーンのローエングリンは、2014年4月プレミエAndreas Homoki演出のプロダクション。プレミエ公演もフォークトさんがローエングリンを歌った。聞くところによると、ローエングリンとエルザがラブラブな演出らしい。公演の録音をラジオでは聴いたが、当然演出の様子はわからない。確か亡くなった父親の三回忌の法要で帰省するため、LiveStreamも観ることができなかった。 Lohengrin-web19.jpgLohengrin-web03.jpg 舞台写真からわかる通り、南ドイツ、オーストリア、の民族衣装が使われている。女性のドレスはディアンドルという。男性は茶色の半ズボンにソックス。この衣装を着たフォークトさんを見るのも楽しみのひとつ。 旅行に行くことを決めるのが遅かったため、チケットはとっくに発売開始されており、5列目の右寄りの席しか取れなかった。小柄な日本人の典型のような私。前に大きな人が座ったら視界が遮られること必至。とても心配だが、そうなってもピュアな生の歌声を浴びることはできそうだ。